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Channel: 追憶のゲレンデ
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志賀高原の休廃止リフト(その2)(山ノ内町)

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前回ご説明した志賀高原の休廃止リフトの現地レポート。なにせエリアが広いので、1日ですべてを滑ってレポートすることは困難。実際はエリアを分けて数日にわたり現地を観察することとなった。今回はサンバレーからダイヤモンド・山の神まで。志賀高原の中心部といってよい一の瀬・高天ヶ原あたりはリフト数はあまり減っていないように思う。
(■=撤去、●=訪問時運休、【 】内は本欄最下部に掲げたマップのリフト番号)

(02)DSC01036hosaka_dai2P.JPG (08)DSC01046hasuike_dai2kosokuP.JPG
(左)左が法坂第2ペア(運休中)。右は法坂第1クワッド。(右)蓮池第2高速ペアは撤去。前方の新雪に埋もれたコースの左側にリフトがあった。

●法坂第2ペアリフト【2】
サンバレーのメインゲレンデに、これよりもやや長い法坂第1クワッドとほぼ並行して架かっている。訪問時も運休しており、ほぼ稼働していないのではないかと思われる。クワッドがあれば足りるので、よほどの多客期以外は必要がないということか。

■蓮池第2高速ペアリフト【8】
蓮池トリプルのさらに上部に架かっていた。現在、リフトは撤去され、それに並行する緩斜面のコースも新雪に埋もれたままになっている。訪問時には、トリプルリフト周辺で修学旅行と思われる中高生のスキースクールが数多く行われていた。

(10)DSC01205takamagahara.JPG (11)DSC01049giant.JPG
(左)遠景から発哺と高天ヶ原間の斜面を見ると、高天ヶ原リフトが撤去されているのがわかる。(右)ジャイアントペア乗場。左側にあった第1ペアは撤去され、右側にあったトリプルがペアに架け替えられたものと思われる。

■高天ヶ原リフト【10】
志賀高原ロープウェイと高天ヶ原をつないでいたリフト。ロープウェイの廃止にともない、その役割を終えて撤去されている。

■ジャイアント第1ペアリフト【11】
ジャイアントゲレンデの右脇(西側)に、ジャイアント第1ペアリフトとジャイアントトリプルが並行して架けられていた。輸送力として過剰だったということだろう。左側のやや短かった第1ペアは撤去されている。トリプルの位置にペアリフトが架け替えられたものと思われる。

(13)DSC01059giant_dai3.JPG (14)DSC01076bunadairaQ.JPG
(左)ジャイアントゲレンデを上部から見おろす。右手下部に第3リフトがあったが撤去されている。(右)ブナ平クワッド(運休中)の終点付近。リフト施設は雪に覆われている。

■ジャイアント第3リフト【13】
ジャイアントゲレンデの向かって左手下部に設置されていたが、撤去されている。ジャイアントは上級コースという位置づけなので、上級者でなくてもOKの下部を滑るためのリフトだったのではないか。

●ブナ平クワッドリフト【14】
ブナ平ゲレンデの上部に向かって左手にあるリフト。初心者でも安心のブナ平ゲレンデに並行している。発哺クワッドがあれば足りるためか運休中。雪に覆われて稼働の気配はない。多客期には稼働するのだろうか。
→コメント欄にお寄せいただいた通り、その後稼働されているようです。

(27)DSC01100ichinose_dai7P.JPG (29)DSC01109diamondT.JPG
(左)一の瀬第7ペアがあったタンネの森の左辺あたり。正確な場所はわからないが、リフトは撤去されている。(右)ダイヤモンドゲレンデ左側にあるトリプルは休止中。

■一の瀬第7ペアリフト【27】
タンネの森の一番左(一の瀬ファミリー側)にあったリフトだが、撤去されてしまった。雪の上からは正確にどのあたりにあったかもつかみにくかった。タンネの森は林間の雰囲気のよいゲレンデだが、高天ヶ原・一の瀬間の連絡コース的でもあるので、過剰だったのだろうか。

●ダイヤモンドトリプルリフト【29】
ダイヤモンドゲレンデの左側に設置されているが運休中。雪に埋もれるままの状態で、いつか稼働するのかは不明。ダイヤモンドは繰り返し滑るには好きなゲレンデ。このトリプルにはずいぶん乗車した記憶があるのだが。

(31)DSC01124yamanokamiT2.JPG (34)DSC01105terakoya.JPG
(左)焼額側から遠景で見た山の神トリプルがあった斜面。一番左の切開きにリフトがあったと思われるが撤去されている。右に2本見えるコースも閉鎖されていた。(右)一の瀬上部から寺小屋への進入路には「運休中」の掲示。ロープが張られ進入できない。

■山の神トリプルリフト【31】
ダイヤモンドゲレンデのトップからまっすぐ焼額側に下る斜面があり、それに並行するかたちで山の神トリプルリフトがあった。斜面は閉鎖されていて入ることができなかったが、焼額側から遠めに見ると、リフトが撤去されているのがわかった。それに並行する2本のコースも閉鎖されている。

山の神は第2ペアリフトだけが残り、ゲレンデもそれに並行する焼額との連絡コースのようなものだけとなった。もともと連絡コース的な雰囲気が強いエリアだったが、個人的には好きな場所だっだので残念。

●寺子屋第2・第4ペアリフト【34】【35】
訪問時(1月下旬)には寺子屋エリアは全面運休となっていたため現状の確認はできなかった。係の人によると「積雪が多すぎてゲレンデ整備ができないため」とのことで、その後リフトは稼働しているもよう。クワッドが架かるメインゲレンデに対峙する側に2本のリフトがあり、それに沿うコースを楽しく滑った記憶があるが撤去・閉鎖されているはず。替わりに東館山への連絡用として寺子屋第1ペアが設置された。後日あらためてレポートする予定。
(現地訪問:2017年1月)

次回は焼額山・奥志賀高原についてレポートしたい。

shiga_img001a.jpg 1992シーズンのゲレンデマップより。

こちらもご覧ください → 志賀高原の休廃止リフト(その1)

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