揖斐高原スキー場は、すでに廃止された貝月・坂内と日坂の3つのゲレンデから構成されていた。貝月・坂内については本ブログでも過去にレポートしている。そして、残る日坂ゲレンデもついに営業を取りやめることになった。岐阜新聞(7月16日)によると「岐阜県揖斐郡揖斐川町は、同町日坂の揖斐高原スキー場の営業を昨シーズン限りで終了させ、スキー場運営から撤退する方針を固めた。今後は降雪に左右されない活用方法を検討していく」と報じられている。
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(左)日坂第1ペアリフトからゲレンデを見上げる(*)。(右)日坂ゲレンデの案内板(*)。
「昨シーズンは、雪不足のため1日も営業できず、2018年度も3日しか営業できなかった。町は深刻な雪不足とスキー人口の減少で、かつてのような収益は見込めないと判断し、運営から撤退する方針を固めた。(中略)今後は、トレイルランのコース整備などを検討。自然を生かして、1年を通して安定的に活用できる方法を模索していく」とのこと。
1963年に開設。人工降雪機を使わない天然雪のスキー場だっので、やはりこれだけ積雪が減っては営業日数の確保が難しいだろう。「オールスキー場完全ガイド2000(立風書房)」の「揖斐高原」の項には「貝月山の北斜面に日坂・貝月・坂内のゲレンデ。積雪は豊富でパウダースノー。R303沿線にありマイカー利用に便利。ナイター21時45分まで」と掲載されている。
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(左)貝月・日坂ゲレンデ入口の案内板(*)。(右)貝月・日坂・坂内の全体ゲレンデマップ(**)。
最盛期には貝月(ペア1・シングル1)日坂(ペア2)坂内(ペア1・シングル1)あわせて6基のリフトをもち、相当な規模を持っていた。坂内はやや奥まった位置にあり、やや独立した雰囲気があった。一方、貝月・日坂の両ゲレンデは栃の実荘を挟むように位置していたが、手前にある貝月ゲレンデの方が一足先に営業休止となっていた。
もともと周囲にはコテージやバンガローを備えたキャンプ場もあり、いまや営業日数が見込めないスキーに重きを置くメリットはないだろう。今回はさまざまな事情から現地に行くことが困難ではあるが、以前、貝月ゲレンデ訪問時に見た感じでは、日坂ゲレンデも初中級者向けの快適そうな斜面が広がっていた。身近なスキー場が次々と姿を消していくのは寂しい。
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(左)栃の実荘の左に広がっていた貝月ゲレンデ(*)。(右)坂内ゲレンデ(**)。
(*)=2012年6月 (**)=2011年4月
こちらもご覧ください → 揖斐高原スキー場・坂内ゲレンデ
揖斐高原スキー場・貝月ゲレンデ
(左)日坂第1ペアリフトからゲレンデを見上げる(*)。(右)日坂ゲレンデの案内板(*)。
「昨シーズンは、雪不足のため1日も営業できず、2018年度も3日しか営業できなかった。町は深刻な雪不足とスキー人口の減少で、かつてのような収益は見込めないと判断し、運営から撤退する方針を固めた。(中略)今後は、トレイルランのコース整備などを検討。自然を生かして、1年を通して安定的に活用できる方法を模索していく」とのこと。
1963年に開設。人工降雪機を使わない天然雪のスキー場だっので、やはりこれだけ積雪が減っては営業日数の確保が難しいだろう。「オールスキー場完全ガイド2000(立風書房)」の「揖斐高原」の項には「貝月山の北斜面に日坂・貝月・坂内のゲレンデ。積雪は豊富でパウダースノー。R303沿線にありマイカー利用に便利。ナイター21時45分まで」と掲載されている。
(左)貝月・日坂ゲレンデ入口の案内板(*)。(右)貝月・日坂・坂内の全体ゲレンデマップ(**)。
最盛期には貝月(ペア1・シングル1)日坂(ペア2)坂内(ペア1・シングル1)あわせて6基のリフトをもち、相当な規模を持っていた。坂内はやや奥まった位置にあり、やや独立した雰囲気があった。一方、貝月・日坂の両ゲレンデは栃の実荘を挟むように位置していたが、手前にある貝月ゲレンデの方が一足先に営業休止となっていた。
もともと周囲にはコテージやバンガローを備えたキャンプ場もあり、いまや営業日数が見込めないスキーに重きを置くメリットはないだろう。今回はさまざまな事情から現地に行くことが困難ではあるが、以前、貝月ゲレンデ訪問時に見た感じでは、日坂ゲレンデも初中級者向けの快適そうな斜面が広がっていた。身近なスキー場が次々と姿を消していくのは寂しい。
(左)栃の実荘の左に広がっていた貝月ゲレンデ(*)。(右)坂内ゲレンデ(**)。
(*)=2012年6月 (**)=2011年4月
こちらもご覧ください → 揖斐高原スキー場・坂内ゲレンデ
揖斐高原スキー場・貝月ゲレンデ